【課題別】 ラベル・シールの活用で解決策を見つける!
普段、何気なく目にするラベルやシールは、私たちの日常生活やビジネスの一部となっており、その役割に気づかないことがあります。
ラベルの機能は、代表的な「情報伝達」だけではなく、セキュリティ性の確保、商品の改ざん防止、物流の効率化、店頭での視認性向上、情報の修正など、あらゆるニーズに対応するために使用されています。
本記事では、ラベルの役割とお客さまが抱える課題から、解決できるラベルについてご紹介いたします。
お客さまのニーズから見えた「ラベル」にまつわる主な課題
安心・安全を伝える「情報伝達」の必要性
上記のように確実に「情報伝達」を行うために、はがれにくい素材や粘着剤を選択したり、高温や低温に対応するラベル、耐水性や耐久性が必要など様々なラベルが存在します。海上輸送される危険物ラベルでは、過酷な海洋環境下でも剥がれず、記載内容が消えないことを証明する「 BS5609認証ラベル 」もその一つです。お客さまの利用シーンに合わせて、素材からご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
増え続ける記載情報による表示面積の課題
そこまで大きな対象物へ貼付するニーズはないが、多品種小ロットでお困りの場合は、自社工場でラベル製造を行うことも可能です。 カラーLEDラベルプリンタ「Pro1040、Pro1050」は、 高い耐水性と耐候性を有しており、GHSラベルから商品ラベルとしても対応可能です。
・カラーLEDラベルプリンタ「Pro1040、Pro1050」
その他にも、ラベルの表示面積は増やしたくないが、多言語対応を行いたいというお客さまには「 QR Translator®」をおすすめしております。QR Translator®はユーザーが自分の携帯端末でコードを読み取ると、ユーザー端末の言語設定を認識して翻訳文を表示させる仕組みとなります。1つのQRコードのみ印刷することで、多言語対応が行えるため、ラベルのスペースが限られている場合にとても有効です。インバウンド対応が求められる観光地や工場見学などの用途でお問い合わせをいただいております。
・QR Translator®
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
※「QR Translator」は株式会社PIJINの登録商標です。
不正利用・改ざん・偽造を防ぐ「セキュリティ性」
近年は、グローバル化やECサイトによるネット購入の普及により、製品が複数の業者や国を経由するため、どこで不正が発生したかを特定することが非常に困難になっています。また、偽造品の出回るスピードは加速しており、防止対策する側にも迅速な対応が求められています。
ラベルでセキュリティを有するメリットとして、既存のパッケージデザインや製造ラインを変更することなく、後付けで迅速に使用できる点が挙げられます。また、封緘シールとセキュリティラベルを組み合わせて使用するなど、複数の役割を持たせることが可能です。さらに、QRコードやRFIDタグなどデジタル技術と組み合わせることで、追跡管理が容易になるなど、お客さまの課題に応じたセキュリティ対策をラベルで施すことができます。
多岐にわたるセキュリティ技術による選択の課題
セキュリティラベルやセキュリティシールと総称されますが、各仕様によって「正規品証明」「不正な抜き取りや異物混入の防止」「真贋判定」「偽造品の流通を防ぐ」等、様々な目的があります。TOPPANインフォメディアでは、安価に始められるセキュリティ対策から高度なセキュリティ技術までさまざまな知見を有しております。お客さまのご要望や目的、予算に合わせて、最適なセキュリティラベルをご提案させていただきます。
・正規品証明
・不正な抜き取りや異物混入の防止
・真贋判定
・偽造品の流通を防ぐ
商品の差別化・魅力を高める・ブランドイメージの向上
商品が市場で埋もれてしまうという課題
特にアイキャッチラベルは、多くの商品に囲まれる陳列棚で消費者の注意を引きつけて印象に残るという点でとても優れています。印刷面ではパッケージで伝えきれなかったPR文を掲載することが可能になり、訴求力が向上するツールです。アイキャッチラベルはそのままでも効果を発揮しますが、他の用途と組み合わせることが可能です。例えば、キャンペーンの要素を組み込んだり、多層にして製品説明を充実させたり、上記で記載したブックレットラベルもアイキャッチラベルと掛け合わせて使用することが可能です。
また、当社が特許を保有している「 リポジションラベル/再貼り付け用ラベル(特許第6501473号) 」は、アイキャッチ効果を持ちつつ、機能性を有しております。お客さまの用途に沿って各種ご提案させていただきます。
環境負荷低減の必要性とラベルが果たす役割
そして、ラベルは消費者へ製品や企業の「環境への意思」を伝える最後のコミュニケーションツールです。既にパッケージを環境配慮素材に変更した企業さまは、次の対策としてラベルを選択します。また、環境対応にこれから着手する企業さまにとっては、ラベルは単体でスタートしやすい部材となるため、当社へのご相談も増えてきております。
サステナビリティに向けたラベルへの実行課題
環境負荷低減に取り組む企業にとって、「どの素材を選択し、どのように実用するか」が大きな実行課題の一つになります。この課題に対し、ラベルの原反(素材)変更は、比較的低コストかつ迅速に行える点からとても有効な手段です。例えば、再生PET樹脂を原料として作られた再生PETラベルや自然分解しやすい生分解フィルムラベル、紙なのに水にぬれても劣化しにくい耐水紙ラベルなど、環境負荷低減を実現する様々な原反が存在してるため、お客さまの製品特性や環境目標に合わせた原反を選定することが可能です。
また、植物由来の資源(バイオマス)から成分を抽出して製造した印刷インキを使用すれば、さらなる環境負荷の低減を達成できます。印刷インキだけでなく、表面のコーティングニスや糊止めにも対応していますので、お気軽にご相談ください。
これらの団体における活動を通じて、最新の動向や環境技術に関する知見を深めるとともに、お客さまに最適なソリューションをご提案してまいります。
・「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス」(英文名:Japan Clean Ocean Material Alliance、略称「CLOMA」)
海洋プラスチックごみ問題の解決を目的として、業界の垣根を越えて設立された情報共有・連携推進のためのプラットフォーム
・資源循環プロジェクト
ラベル台紙の水平リサイクルを目的とし、剥離紙からPET合成紙の「リサイクル専用台紙」への置き換えと、使用済み台紙を回収して再度ラベル台紙として使用するマテリアルリサイクル活動
シールやラベルの使用済み剥離紙の資源循環を目的とし、環境配慮型製品に関する情報共有とグリーン調達の推進を行う企業間連携フォーラム
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