【飲料・食品業界さま向け】ラベルでできるプラスチック削減策
ラベルでできるプラスチック削減策
近年、地球温暖化や海洋プラスチックなどの環境問題が深刻化しています。
日本国内では、プラスチック製レジ袋の有料化やプラスチック製品の過剰仕様を見直し製品の包材をフィルムから紙へ代替するなどといった企業も増えてきており、環境への意識が高まっています。
飲料業界では、令和2年4月1日に法改正があった「資源有効利用促進法」により、EC限定で完全ラベルレスのペットボトル飲料の販売を始める企業や、フィルムラベルを紙製ネックPOPに代替し、店頭で脱プラペットボトル飲料の販売を行う企業など、環境に対する取り組みが多く見られました。
飲料などの即時消費される製品に環境配慮ラベルを採用していただくことで環境負荷の低減に大きく貢献することができます。
今回はラベルでできる、プラスチック削減策をご紹介致します。
※EC(electronic commerce):電子商取引と訳され、インターネット上でモノやサービスを売買すること

①タックラベルによる石油使用量削減
市場で採用されている「シュリンクラベル」および「ロールラベル」はボトルの全面を覆う必要があるため、フィルムの使用量が多くなってしまいます。
それに対して、「タックラベル」はラベル面積が自由に決められるためフィルムの使用量を削減できるだけでなく、ラベルの形状も自由に設定することが可能です。
ラベル種類別 石油使用量比較 ※当社調べ


タックラベル
ラベルサイズ | 50mm×50mm |
ラベル材質 | 透明PP50μm |
石油使用量 | 37.80 Barrels |


ロールラベル
ラベルサイズ | 40mm×225mm |
ラベル材質 | 透明PP30μm |
石油使用量 | 47.52 Barrels |


シュリンクラベル
ラベルサイズ | 77mm×348mm |
ラベル材質 | 透明ポリスチレン30μm |
石油使用量 | 178.39 Barrels |
当社で開発したPETボトル用のタックラベルは、PETボトルリサイクル推進協議会の『指定PETボトルの自主設計ガイドライン付属書2:ラベル(印刷・接着剤等を含む)評価基準』に合わせたパフォーマンスで、手剥がし性も考慮されています。
②脱プララベル
EC限定販売ではPETボトル飲料のラベルレス化が進んでいるのに対し、店頭販売でのラベルレス化は下記のように様々な弊害があり、導入が困難となっております。
〈商品からラベルを無くすことによる弊害〉
①商品名などの記載ができず、商品をアピールできない
②表示面積が少なく、成分表示などの記載ができない
③JANコードが入れられない
④キャンペーンなどの告知が難しい

主ラベルであるフィルムラベルを紙製ネックPOPに代替することで、
上記の課題を解決し、プラスチック問題にも貢献できます‼︎
紙製ネックPOPは表裏に印刷可能なため表示面積が多く、フィルムラベルに記載されていたJANコードや必要情報の記載が可能です。
ネックPOPを自動掛けする場合の詳細はこちらからご覧ください。
※ネックPOPの形状によっては自動掛けできないものもあります。事前の自動掛けテスト評価をお願い致します。
③EC用簡易表示ラベル
フィルムラベルは取りやめたいが、商品名やお問い合わせ先などメーカーとして伝えたい情報は記載したいというお客様には簡易表示ラベルがオススメです。
当社の簡易表示ラベルは、糊面にも印刷できるタイプや2層タイプを取り揃えており、通常のラベルよりも表示面積が大きく、多くの情報を盛り込むことができます。
※現行の法令では飲料の箱売り製品においては完全ラベルレスでも問題ありません。

簡易表示ラベルを自動貼りする場合の詳細はこちらからご覧ください。

環境配慮ラベルにご興味ありましたら、こちらの記事もぜひご覧ください!