ラベル貼りを機械化するメリット|ラベラー活用ナビ

↻更新日：2025/07/17

機械化するメリットとは

　⼯場から製品として出荷されるものには決められた位置に正確にラベルを貼ることが求められます。
「ラベルをきれいに貼るのは難しい」「⼈も時間もかかる」と思われたことはありませんか？
さらに、近年では多くの現場で人手不足が深刻化しており、作業員の確保や労働負担の増加が大きな課題となっています。
今回は、ラベル貼りをラベラー導入によって機械化することのメリットについてお伝えします。

ラベル貼りの品質問題

　⼿作業でラベル貼りを行うと、「ラベルにシワが⼊ってしまった」「真っ直ぐに貼れない」などの問題が発⽣します。これまでお客さまにご相談いただいた中から特に多かった課題はこちらです。

ラベルを貼ろうとするとシワが入ってしまう。薄くコシがないラベルは特に！

貼ったラベルの密着が弱く、端がめくれて容器から剥がれてしまう。

大きなラベルを貼ろうとすると気泡が入ってしまう。あと、貼った直後は一見気泡がなく貼られているように見えても、時間が経つと大きな気泡が入っていることがある。

透明な素材のラベルを手に取った際に、ラベルに指紋がついてしまう。

思った位置にラベルを貼れない。小ロット多品種の製品を生産しているので、治具を作るのにもコスト負担が大きい。

品質問題はラベラーで解決！

　⼿作業でラベルを貼る際に直⾯することの多いこのような品質に関する問題は、ラベラーで解決することができます。
例えば円筒容器にラベルを貼る場合に生じてしまうシワの問題は、貼り付ける容器を回転させながらラベルを貼ることで解決します。
　その他にも気泡の問題には、容器に接着させたラベルを適度にしごいて貼り付けることで防げたり、ラベルの端がめくれる問題には容器とラベルをしっかり密着させるために下流のアタッチメントの材質を選定したりします。
　このようにラベル貼り工程を機械化することでお客さまが抱えている様々な課題を解決いたします。ラベラーは製品の品質向上にとても有効な手段となります。

【YouTube公式チャンネル】

容器を回転させて、ラベルを貼る映像がご覧いただけます。

ラベル貼りによる⽣産効率の課題

　⼿作業でラベルを貼ることは、⽣産ラインの⾯においてもいくつもの課題が生じます。

・作業効率が悪い

・⽣産性が上がらない

・⻑時間の連続した作業は難しい

・不良率が⾼い

・異品種混入が起きやすい

・作業者の経験値や技量に左右される

生産効率の課題はラベラーで解決！

　⼿作業でラベルを貼る際に直⾯することの多いこのような生産効率に関する課題は、機械化によって解決することができます。
例えば、ラベラーを使用することで、生産ラインの合理化が図れ、手貼り時より作業効率が大幅に改善した事例や非常に狭い場所へ精度よくラベルを貼付する必要があり、なかなか生産性が上がらない場合に、ラベラーを使用することで生産効率が750%アップした事例があります。

　その他にも、円筒容器の内側へのラベル貼りなど作業者の経験値や手先の器用さなどが求められる作業に対してもラベラーを使用することで、不良率が1/10となった事例など、生産効率の問題に対して、ラベラーはとても有効です。さらに、ラベラーによる⾃動貼りは、作業者の技量や経験値に左右されることが少ないため、⽣産計画が格段に⽴てやすくなります。

【イラストをクリックすると各種ラベラー導入事例がお読みいただけます！】

作業の手間を改善し、合理化が図れた事例はこちらをご覧ください。

非常に狭い場所へ高精度のラベル貼りを行った事例はこちらをご覧ください。

貼りにくい円筒容器内側へのラベル貼りで不良率が大幅に減少した導入事例はこちらをご覧ください。

　このように、製品の品質⾯と⽣産効率の⾯において、ラベラーを⽤いてラベル貼りを機械化するメリットは大変⼤きいと⾔えます。
また、近年社会問題となっている「⼈材不⾜」の観点からみても、⽣産ラインの機械化を図ることはインフラ⾯の対策として解決の⼀つの⼿段であり、導⼊効果が期待されています。

【YouTube公式チャンネル】

生産ラインの合理化を目的としたロボットラベラーの動画をご覧ください。

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