「フタル酸ジシクロヘキシル(DCHP)フリーのディレードラベル」を開発
TOPPANインフォメディア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:堀 正史、以下 TOPPANインフォメディア)は、従来のディレードラベルの糊に含まれるフタル酸ジシクロヘキシル(DCHP)を含有しない、新しいディレードラベルを開発し、販売を開始致します。
開発の背景と課題
従来のディレードラベルの糊には、接着性を発現させるためにフタル酸ジシクロヘキシルが使用されてきました。しかし、このフタル酸ジシクロヘキシルは、欧州の化学物質規制であるREACH規則において「高懸念物質(SVHC)」に指定されています。そのため、日本国内においても、グローバルなサプライチェーン管理の観点から、今後の規制動向に注意が必要な物質とされています。
こうした背景から、ディレードラベルを使用する製造業者にとって、将来的なリスク低減を見据えた製品切り替えが重要な課題となっており、フタル酸ジシクロヘキシルを含まない安全性の高い代替製品が求められていました。
こうした背景から、ディレードラベルを使用する製造業者にとって、将来的なリスク低減を見据えた製品切り替えが重要な課題となっており、フタル酸ジシクロヘキシルを含まない安全性の高い代替製品が求められていました。
新開発「フタル酸ジシクロヘキシル(DCHP)フリー ディレードラベル」の特長
フタル酸ジシクロヘキシル(DCHP)非含有
従来通り、熱により活性化する性能を保ちながら、REACH規則の高懸念物質であるフタル酸ジシクロヘキシルを完全に排除しました。これにより、将来的な化学物質規制リスクを回避し、安心・安全なラベルをご提供します。
従来品と同等の優れた機能性
糊の主成分を改定した後も、従来品と同様に熱により活性化して強力な接着性を発現します。
フタル酸ジシクロヘキシルフリー
ディレードラベル
ディレードラベル
ラベラーとのセットでの運用性
当社が開発した専用のラベラーでスムーズに使用でき、ガラスビンなどの各種容器に対して安定したラベル貼付が可能です。
今後の取り組み
TOPPANインフォメディアは、フタル酸ジシクロヘキシル(DCHP)フリーのディレードラベルの提供を通じて、お客さまのサステナビリティとコンプライアンスの強化を支援します。今後も、環境規制や化学物質リスクの動向に注視し、市場のニーズに応える安全かつ高品質な製品開発を推進してまいります。
本記事に関する「フタル酸ジシクロヘキシル(DCHP)フリーのディレードラベル」のサンプルをご用意しております。
仕様に関する情報など、ご興味をお持ちのお客さまは以下よりぜひお気軽にお問い合わせください。
仕様に関する情報など、ご興味をお持ちのお客さまは以下よりぜひお気軽にお問い合わせください。
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